豊の秋
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あっという間に過ぎ去ってしまいそうな今年の秋。その短い秋も、日々いろいろなことに挑戦しながら、たっぷり満喫しています。

どんぐりを拾ふ目利きのかほをして    優子
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# by kyuco | 2012-11-15 22:26 | K
バッ!カックン!
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1歳半になり、心の動きにも体の動きにも、一段と幅が出てきました。バスを見つけては「バッ!」、トラックを見つけては「カックン!」・・・言葉も少しずつ覚えていて、同じ年頃の仲間とは、もう深刻な話もできるようです(写真参照)。
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# by kyuco | 2012-10-08 16:41 | K
GDS受験記
2012年8月18日、夕方帰宅すると、東京のゲーテ・インスティトゥートからの郵便が届いていた。もしや・・・とはやる気持ちを抑えながら封をあけてみると、期待通り、GDS(Grosses Deutsches Sprachdiplom)ドイツ語大ディプロム試験)の合格証明書が入っていた。その日は私の誕生日で、喜びもひとしおだった。

この試験は、30分程度の口頭試験と1日半の筆記試験で構成されている。口頭試験は、2名の試験官の前で、与えられたテキストの読み上げと、与えられたテーマについてのプレゼン(意見陳述+質疑)を行い、発音やイントネーションに加えて論理構成と表現力をみてもらう。筆記試験は、大きく分けて3部門、1)作文、2)文法(テキスト解釈、表現力(同意の書き換え)、口述筆記)、3)読解(ドイツ文学、ドイツ語圏の地誌)という構成で、この3)については、事前に提示された課題図書の中から最低各2冊ずつ(計4冊以上)読んでおき、その内容についての質問に答えることになっている。本は試験本番には持ち込めないので、かなりしっかり読み込んでおかなければならない。

試験は年に2回、世界中で同日に実施され、解答用紙は全てミュンヘンの本部に集められてそこで一律に採点される(らしい)。そのため、結果が出るまでに何ヶ月もかかり、忘れた頃(忘れないが・・・)に通知が届く。1部門だけ合格基準に達しなかった場合には、1年以内にその部門のみ再受験するチャンスが与えられる。(ただし、合格の中にも優良可のようなランクがあって、追試で合格した場合には、他の部門の成績がどうであれ総合評価が「可」になる、という条件付き。)

在独中の2007年に一度受験したのだが、そのときは2部門を落とし、追試のチャンスも与えられなかった。そしてまもなく帰国、すぐに英語を多くつかう職に就いて、しばらくドイツ語をブラッシュアップする機会からは遠ざかっていたのだが、2011年4月の長男出産後、新しい生活が少し落ち着いた頃に、またちょっと勉強しようかという気になった。やるからには明確な目標を掲げようと思い、11月のGDSに再挑戦することを決めた。

選んだ図書は下記の4冊。

ドイツ文学:
- Ein Regenschirm für diesen Tag, Wilhelm Genazino 著
- Homo Faber, Max Frisch 著
ドイツ語圏の地誌:
- Die rote Erzherzogin, Friedrich Weissensteiner 著
- Wilhelm II, Friedrich Hartau 著

文学の方の2冊は実は以前に読んだことがあった。もちろん試験のためにはしっかり読み返さなければいけなかったが、課題図書リストの中に、既読の、しかもどちらかといえば好印象の残っている作品が2冊も入っていたのは、本当に運が良かった。地誌の方は、読んだことがないばかりか、不勉強で背景知識も心許ないものばかりであったが、直感でこの2冊(エリザベート・ペツネック(マイヤーリンク事件で死亡したオーストリア皇太子ルドルフの娘)の伝記とドイツ皇帝ヴィルヘルムⅡ世の伝記)に決めた。

受験勉強にあたっての最大の課題は、乳飲み子を抱えて生活する中での時間確保だった。結果的に、父母や義母のおかげでそれなりの時間をつくることができた。授乳と授乳の間の少しまとまった時間には、筆記などの練習問題をし、本はこまごまとした時間に少しずつ読み進めた。また、"Homo Faber"は、ドイツにいた頃にたまたま友人が朗読CDをプレゼントしてくれていたので、それを(息子と一緒に)繰り返し聞き、インターネットで聴けるドイツのラジオ(主にバイエルン放送)と合わせて、ヒアリング(口述筆記)の練習を兼ねた。

そして11月。まだ昼間もしっかり授乳中だった息子を母に託して受験した。会場に行ってみて驚いたのは、受験生が私だけだったこと。多くはないだろうと思っていたけれど、東京でも1人とは(1部門だけ、追試の方が1人いたが)。さらに、口述試験のあとの試験官との雑談の中で知ってとても驚いたのが、GDSはこの回をもって終了する、ということだった。準備コースなどに通っていれば周知の事実だったのだろうが、私にとっては寝耳に水。しかし、「あなたは最後の合格候補者ですよ」と言われ、次のチャンスはもうないのだと知った上で筆記試験に臨めたのは良かったと思う。

その頃の生活から考えると、受験できたこと自体が感謝感激の出来事だったのだが、合格したいという気持ちは当初よりずっと強くなった。そして3月。A4が三つ折りになって入っている封筒で、不合格の通知が送られてきた。しかし、ダメだったのは筆記試験の読解部門(ドイツ語圏の地誌)のみ、つまり、追試のチャンスがあった。

これは受けるしかない。追試は5月。この5月にはもう追試しか実施しないということだったから、私は文字通り「最後の合格候補者」になった。前回同様、両親と義母の協力を仰いで、なんとか課題図書4冊を再読し、連休明けに受験した。

その結果が8月18日に送られてきた封書だった。今度はA4が折らずに入る封筒で、郵便受けから取り出すと何やら硬いものが入っているのが分かった。これは・・・とほぼ確信しながらも、いかんせん試験自体が最後だったから、何か予想外のもの(新しい試験のご案内とか?)かもしれないという思いもちらついた。家に入り、息子の手を洗って、お茶を一口飲ませ、自分も飲んで、ようやく封を開けた。やった!合格!

それにしても、語学に終わりはないということをあらためて思う。ZOP(ドイツ語上級統一試験)に合格したとき、期待したほどの達成感を得られず、頂点にあるGDSに受かれば少しは見える景色が違うのかなと思ったけれど、そんなことはなかった。ドイツ語がとても好きだということ、それから育児中の制約の中でもやればできることは沢山あるということ、その確信は格段に強くなり、そういう意味で一つの節目にはなったけれども。それでも、視界がぱっと開けるような体験は、まだ諦めていない。この先どこかでそんな瞬間が訪れるはずだと思っている。未知の景色を求めて、また少しがんばってみよう。
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# by kyuco | 2012-09-06 00:53 | 言語-ドイツ語/外国語


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